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1 2003年 09月 27日
![]() 家具や道具はそうやってシンプルさを保つことが可能であるが、服は大きな頭痛のタネだ。なぜなら服には流行があり、数年前のものになるとラインがかなり違ってくる。すごく上質なものでもラインが古いと、とてもやぼったい。特に子供服はサイズ的に着られなくなるので、あっという間に膨大な「古着」が生まれてしまう。 みなさんは、そういう古い衣類をどうしているのだろうか。リサイクルショップに持っていったり、フリーマーケットで売っているのだろうか。罪悪感を感じつつも、捨ててしまう人も多いに違いない。 私は1990〜2000年まで、仕事などで毎年アフリカに行っていた。アフリカの大多数の国は、本当に貧しい。なかでも格段の貧しさを感じたのは、エチオピア、マリ、コンゴ民主共和国あたり。マリやコンゴでは、旅行者のチキンやマンゴーの食べ残し(というか、すでに骨や皮になったもの)を子供たちが奪いあい、エチオピアでは、大人でも布面積より穴面積のほうが大きいシャツを着ていたりする(というか、ひっかけている)。 そんなエチオピアのおじさんの後ろ姿を見て、日本に帰れば、いま彼が着ているのよりずっとまともなシャツがうちにいっぱいあるのに、と胸が痛くなった。だけど、実際に古着を送るとなると、なかなか実行に移せなかった。個人で送る場合、送料もけっこうかかるし、受け取り手も税金を払わなければならない。重い腰をあげるきっかけもないまま月日は過ぎ、日常の雑務の中で送りたい気持ちもどこへやら……。 そんな怠惰な私であるのだが、昨年、友人のHPの片隅でアフガニスタンに衣類を送る活動があることを知った。アフガンは行ったことはないが、フォトジャーナリストの長倉洋海さんのファンだったり、旧友のY氏がタリバンに拘束されたこともあったり、と未知なる国のなかでは身近な国。衣類たちも、誰かに喜んで着てもらえるのなら、タンスのこやしや「燃えるゴミ」になるより、ずっと嬉しいに違いない。今年はさらに、葉山の友人数名にも声をかけ、いっしょに送る手はずを整えている。 そういえば、このコラムにたびたび登場する「SUNSHINE+CLOUD」も、売れ残り商品はカンボジアあたりに寄付しているらしい。なんだかもったいないような、いっしょについていきたいような気分であるが、そのへんの潔さや優しさが、サンシャインらしい気もする。 「私もアフガニスタンへ衣類を送りたい!」と思われる方は、送付要項を熟読のうえ、ぜひ参加してください。 アフガニスタンに衣類を送ろう!HP→http://www.eeeweb.com/ ̄backup/ ※この日記は、HP「湘南住的探訪」内の葉山ポレポレ日記に書かれたものです。 ■
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by hirokomak
| 2003-09-27 10:27
| 湘南住的探訪のときの日記
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2003年 09月 16日
![]() 結論から言うと、クラシカルな内装の洋館にハワイアン・キルトはとてもよく合っていて素敵だった。「Quilts Lei HAYAMA Club」という葉山でお教室をやっているグループの展示だったのだが、そういえば、その代表の小幡重美さんのデザインは「他にあまり見ない感じで、とても素敵」とキルトをやっている友人から聞いたことがあった。たしかに繊細な美しいデザインで、配色も大人っぽい感じのものが多く、見入ってしまうものがあった。欲をいえば、ただ吊るさげて展示するだけでなく、ベッドカバーやクッションなどを実際に家具に置いたような部屋やコーナーがあれば、もっといいな、と思ったのだが、いろいろな都合があったろうから、それはよしとしましょう。 それにしても、逗子葉山のあたりって、ハワイアン・キルトをやってる人が異常に多い。近所の友達はあの人もこの人もみ〜んなやっている、ということに最近気付き、少々ガクゼンとしてしまった。海の家は、どこもタコライスとロコモコ。屋外イベントといえば、たいていフラダンス・ショーやウクレレ・コンサートがついてくるし、その手の教室も大人気。海外に行くといえば、決まってハワイだし(これはこのあたりに限ったことじゃないか)。そんなにみんなハワイが好きなの? おまけに、いつの間にか「湘南=ハワイ」という図式まで出来あがっているのは、どういうことなんだろうか。 私は藤沢・鵠沼育ちだが、湘南という地名さえなんか気ハズカシイし、ましてや「このあたりは日本のハワイです」なんて、とても言えない。でも、地方や東京から来た人が言うには、やはり湘南は「ハワイの風」を感じるところらしい。ま、たしかにお台場なんかよりは近いイメージなのはわかる。結局、もともとハワイ好きな人が住むところを真剣に選んだら、海が近いこのあたりになったってことなんだろうけど……。うーん、なんか変だよなぁ〜、といつも違和感を感じるのって、私だけ?! ※この日記は、HP「湘南住的探訪」内の葉山ポレポレ日記に書かれたものです。 ■
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by hirokomak
| 2003-09-16 10:25
| 湘南住的探訪のときの日記
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2003年 09月 04日
![]() わが家からいちばん近い海は、葉山の一色海岸。幸運なことに、歩いて5分とかからない。去年はよく、暑さが少し落ち着く夕方くらいになると、この海岸を目指して散歩に出かけた。たいてい目指すは、「海小屋MANA」という海の家。一色といえば、ライブが売りの「Blue Moon」が有名だが、私としては、どこか落ち着かないのでほとんど行かない。ゴハンを食べたら、さっさと出ていかなければならないような空気が漂っていると思うのは、私だけだろうか。「海小屋」は、1杯のビールでずっといられる、ある種イイカゲンな空気がよい。お砂場遊びセットがあったり、ブランコやすべり台があったり、子連れにやさしいのもよい。 そして葉山といえば、森戸海岸の老舗「oasis」。海の家というより、ビーチバー。レゲエなどのライブいっぱい、ボブマーリーのカラオケ大会あり、根本きこさんの料理も食べられる、とあってか、ほとんど伝説的な海の家と化している。今年は昨年まで森戸海岸線沿いにあったバー「LAH」が海の家となって帰ってきた、という話題もあった。とても居心地がよかったらしく、すごく行きたかったのだが、一色に越してしまってからは、どうも森戸へ行くのがしんどくなってしまい、結局行かずじまい。 葉山のビーチは比較的のんびりしているのがよいのだが、今年の森戸は、東京あたりから来る若い人が増えて、雰囲気が変わってしまった、と海のすぐそばに住む人から聞いた。一色海岸の海の家も、今年はなぜかほとんどビーチバー風。片瀬や由比が浜などは数年前から、企業の広告を掲げたハデな海の家ばかり。 おしゃれな海の家もいいのだけれど、ゴザにちゃぶ台が置いてあっておばちゃんが切り盛りしているような、昔ながらの海の家が好きだ。すべての海の家が、ライブとタコライスとフットマッサージじゃ、やっぱりつまらないよね。夏の終わりはただでさえ寂しいのに、来年の夏を思うと、なんだかすごくせつなくなってきた。 ※この日記は、HP「湘南住的探訪」内の葉山ポレポレ日記に書かれたものです。 ■
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by hirokomak
| 2003-09-04 10:24
| 湘南住的探訪のときの日記
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